今の取り組み
原田和明
ソーシャルワーカーとして２００３年に更生支援計画書（当時は支援計画書）を刑事裁判に情状証拠として提出したのを皮切りに，元祖 更生支援計画書として２０年以上刑事司法ソーシャルワークの取り組みを続けています。今まで支援したケースは１５０人以上にのぼります。更生支援計画書とは，罪を犯した障がい者や高齢者が，ご自身が望む暮らしを送ることで，再犯しない自己決定ができるよう促すための計画書です。犯罪をしてしまうことをその人のニーズと捉えた上で，生きなおしを図るためのニーズをアセスメントを行って把握し，社会資源に繋げていきます。（一社）司法ソーシャルワーク研究所の代表理事も務めています。
また，今まで成年後見人等として支援にあたってきました。今後も，成年後見人等としての支援をさらに展開していきたいと思っています。
主な
やっていること
やってきたこと
1991−2000
知的障害者通所施設職員
兵庫県西宮市の重度の人が多い知的障害者通所授産施設に勤務していました。生活指導員，主任生活指導員，次長を務めました。
2011-2016
専門学校教員
福祉系専門学校の専任教員として，社会福祉士や介護福祉士の養成に関わりました。
1986-1990
生活保護施設職員
大阪市西成区にある主に日雇労働者を対象とした，生活保護法更生施設の相談員として勤務していました。
2000-2011
コーディネーター
西宮市にて障害児（者）地域療育等支援施設事業のコーディネーターとして阪神南圏域（芦屋市，西宮市，尼崎市）のケースを担当していました。西宮市の自立支援協議会の立ち上げに関わりました。
2016-現在
障害者相談支援事業所管理者，相談支援専門員等
箕面市で障害者相談支援事業所の管理者と相談支援専門員を兼務したり，居宅介護支援事業所の管理者と介護支援専門員を兼務していました。現在は，大阪市東成区で障害者相談支援事業所の管理者と相談支援専門員を兼務しています。
その他，各種研修講師，大学大学院の非常勤講師，医療法人の第三者委員，NPOの外部アドバイザー，西宮市自立支援協議会元運営委員，高石市自立支援協議会元会長，兵庫県社会福祉士会 更生支援委員会元委員長現顧問，国立重度知的障害者総合施設のぞみの園双方向参加型研修会 ワーキング委員，岸和田市介護保険事業運営協議会委員，島本町障害支援区分認定審査会委員，全国手をつなぐ育成会連合会本人活動支援委員会委員，発達障害白書編集委員，（一社）司法ソーシャルワーク研究所代表理事 など
他「罪を犯した知的障がい者の支援と弁護」など著書・論文有り